ゲーミングPCの電気代は月いくら?在宅ワーカーが試算した電気代計算式も紹介

ゲーミングPCの電気代の目安と節約術を紹介するアイキャッチ画像 ネット環境

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はじめに

ゲーミングPCは高性能な分、電気代がどれくらいかかるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。この記事では、ゲーミングPCの電気代の基礎知識から、消費電力の考え方、実際に筆者自身の環境で試算した金額、今日からできる節約術まで紹介します。

在宅ワークをしながらゲームも楽しむ生活だと、パソコンの電源を入れている時間はどうしても長くなります。「電気代、実は結構かかっているのでは」と気になったことがある人は、この記事を参考にしてみてください。

ゲーミングPCの電気代は月いくら?消費電力の基礎知識

電気代を計算する電卓とメーター

電気代の計算は、以下の基本式で求められます。

電気代(円)= 消費電力(W)÷ 1000 × 使用時間(h)× 電力単価(円/kWh)

電力単価は契約している電力会社やプランによって異なりますが、この記事では目安として31円/kWhを使って試算します。実際の電気代は契約プランによって前後するため、あくまで目安として参考にしてください。

消費電力の目安(スペック別)

実際の消費電力は、主にGPU(グラフィックボード)とCPUのTDP(熱設計電力)から見積もることができます。ゲームプレイ中の消費電力は、おおよそ「GPUのTDP+CPUのTDPの半分+周辺機器の消費電力(50W程度)」で見積もる方法があります。一方、ブラウジングや事務作業などの軽い作業中は、100〜150W程度が目安とされています。

また、ノートパソコンとデスクトップPCでは消費電力の傾向が異なります。一般的に、ノートパソコンの方が省電力設計になっていることが多く、同じような作業内容でも電気代に差が出やすいと言われています。すでにデスクトップPCを使っている場合は、パーツの世代や構成によって消費電力が変わってくるため、自分の構成に合わせて試算してみることをおすすめします。

周辺機器の消費電力についても触れておきます。マウスやキーボード、ヘッドセットなど、USB経由で電力を供給する機器は、単体での消費電力はごくわずかです。ただし、複数のUSB機器や外付けストレージ、ゲーミングチェアのヒーター機能などを併用している場合は、その分の電力も加味しておくとよいでしょう。

電源ユニットの容量表示との違い(誤解を解く)

消費電力を見積もる際に注意したいのが、電源ユニットの容量表示です。「750W」「850W」といった数字は、その電源ユニットが供給できる最大の電力量を示すものであり、実際にその電力を常に消費しているわけではありません。ゲーミングPCがフル稼働しているときでも、電源ユニットの容量をそのまま消費電力として計算してしまうと、実際よりもかなり高い金額になってしまいます。


電気代と合わせて回線の見直しも検討したい方は以下を参考にしてみてください。

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ゲーミングPCをつけっぱなしにするとどれくらいかかる?

ゲーミングPCをつけっぱなしにしている場合、電気代はどの程度になるのでしょうか。スリープ状態にしている場合と、通常の起動状態でつけっぱなしにしている場合とでは、消費電力に大きな差があります。スリープ状態は数W程度まで消費電力が下がると言われていますが、通常起動のまま放置していると、軽い作業中と同程度の電力を消費し続けることになります。

在宅ワークで日中パソコンをつけっぱなしにする場合、作業中の消費電力(100〜200W程度)がそのまま日中の時間分積み重なることになります。長時間の在宅ワークになるほど、この積み重ねが電気代に反映されやすくなります。

ゲーミングPCの電気代は月いくら?筆者の環境で試算してみた

ゲーミングPCタワーが設置されたデスク環境

ここからは、筆者自身の環境をもとに試算した電気代を紹介します。実際にワットチェッカーなどで計測したものではなく、スペックから計算式に当てはめて試算した金額である点は、あらかじめご了承ください。

筆者のPC構成は以下の通りです。

  • GPU:GeForce RTX 3070(TDP 220W)
  • CPU:Core i9-10900F(TDP 65W)
  • 電源:850W 80PLUS GOLD

先ほど触れた通り、電源ユニットは850Wですが、これは最大供給能力であり、実際のゲームプレイ中の消費電力とは異なります。筆者のPCの場合、ゲームプレイ中の消費電力は、GPUのTDP220W+CPUのTDPの半分(32.5W)+周辺機器50Wで、合計すると約300W程度と試算しています。作業中は100〜200Wの目安の中間あたりを取り、約150Wとして計算しています。

なお、TDPはあくまでメーカーが公表する「熱設計電力」の目安値であり、実際の消費電力は使用状況(解像度・フレームレート・グラフィック設定など)によって変動します。今回の試算はあくまで目安として捉えていただくのがよいかと思います。

1日の使用時間は、作業が8時間、ゲームが2時間として試算しました(1ヶ月30日換算)。電力単価は先述の通り31円/kWhを使用しています。

  • 作業分:150W÷1000×8h×31円=約37円/日
  • ゲーム分:300W÷1000×2h×31円=約19円/日
  • 合計:約56円/日 → 月額 約1,700円(年間換算で約20,000円)

意外と安いと感じた方も多いのではないでしょうか。ただし、これはあくまでPC本体のみの試算です。モニターの電気代は別途かかり、目安として月200〜400円程度が加算されると考えられます。また、この試算には夏場のエアコン代は含まれていません。夏はエアコンの稼働時間が長くなる分、電気代全体としては大きく跳ね上がる可能性があるため、注意が必要です。

とはいえ、「電気代が高いのでは」という漠然とした不安を持ったまま使い続けるより、一度きちんと数字で確認しておくことで、安心して使い続けられるようになるはずです。また、モニターも複数台使用している場合や、大型・高リフレッシュレートのモデルを使っている場合は、消費電力がさらに上がる傾向があります。モニターの電気代を含めたトータルの金額を把握しておくと、より実態に近い数字を確認できます。


ゲーミングモニターのスペックや選び方については、こちらで解説してます。よければ参考にしてみてください。

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自分のPCの電気代を計算する方法

自分のPCの電気代がどれくらいになるか、実際に計算してみたい方向けに、計算方法を手順としてまとめます。

  1. GPUとCPUのTDPを、製品名で検索して調べる
  2. ゲーム中の消費電力を「GPUのTDP+CPUのTDPの半分+50W」で見積もる
  3. 作業中の消費電力は100〜150Wを目安にする
  4. それぞれの使用時間(h)を決める
  5. 契約している電力単価(円/kWh)を電力会社の明細等で確認する
  6. 「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電力単価」で計算する

下のツールに自分のPCのスペックや使用時間を入力すると、簡単に試算できるようになっていますので、ぜひ試してみてください。

ゲーミングPCの電気代をシミュレーション
※目安単価31円/kWhで計算。実際の料金は契約プランにより異なります。ゲーム中のWの目安=GPUのTDP+CPUのTDPの半分+50W

今日からできる節約術

夏場のエアコンとゲーミングPCが稼働する部屋

このように計算してみると、ゲーミングPC自体の電気代は思ったより高額ではないと感じる人も多いはずです。ただし、夏場はエアコンとの合算で電気代全体が跳ね上がりやすいため、ここからは季節ごとの節約術を紹介していきます。

①電源プランの見直し

電源プランをOSの設定から見直すことで、消費電力を抑えられる場合があります。「省電力」や「バランス」といった電源プランに切り替えることで、CPUの動作クロックが抑えられ、作業中の消費電力を減らせる可能性があると言われています。ゲームプレイ時は「高パフォーマンス」に切り替えるなど、用途に応じて使い分けるのもひとつの方法です。

②スリープ設定の活用

離席時に自動でスリープに移行する設定を活用することも、節電につながります。「10分操作がなければスリープ」といった設定にしておけば、意識しなくても自然と消費電力を抑えられます。作業中に離席することが多い人ほど、効果を実感しやすいはずです。

③使用時間帯を意識する

在宅ワークの合間にゲームで気分転換する時間帯を意識することも、節電につながる可能性があります。特に夏場の日中は、エアコンとパソコンの両方が稼働する時間が長くなりがちです。比較的涼しい朝や夜にゲームの時間をずらすことで、エアコンの負荷を抑えられる場合があります。

時間帯を意識した使い方も、節電の工夫のひとつです。電力会社によっては、深夜や早朝の電気料金が割安になるプランを提供している場合があります。ゲームの時間を柔軟に調整できる人は、こうした時間帯別プランと組み合わせることで、より効果的に電気代を抑えられる可能性があります。

④電気料金プランそのものを見直す

電気料金プランそのものを見直すことも、根本的な節約につながる方法です。契約している電力会社やプランによっては、時間帯別の料金プランに切り替えることで、夜間の電気代を抑えられる場合があります。特に在宅ワークで日中の電力使用量が多い人は、時間帯別プランよりも、日中の単価が安いプランの方が合っている場合もあります。複数の電力会社の料金プランを比較し、自分の生活スタイルに合ったプランを選ぶことをおすすめします。

電力会社を決める際には料金の比較サイトなどを使用したうえで検討することがおすすめです。
おすすめは以下のサイトです。


節約できるところは節約しつつ、ゲームをする際の環境はより良いものを用意してストレスなく楽しみましょう。無線でゲームをしている場合は、ルーターによっても快適度が変わるのでこちらの記事も参考にしてみてください。

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また、仕事×ゲームで両立できる部屋づくりについてはこちらも参考にしてみてください。

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まとめ

ゲーミングPCの電気代は、電源ユニットの容量表示だけを見ると高額に感じがちですが、実際の消費電力から試算してみると、PC本体だけであれば月1,700円程度(単価31円で試算した場合)に収まる場合もあります。ただし、モニターや夏場のエアコン代を含めると、季節によって電気代は大きく変動します。

電気代は毎月の固定費のひとつとして考えると、小さな見直しの積み重ねが年間を通して大きな差につながります。まずは自分の使い方を数字で把握するところから、無理のない範囲で少しずつ始めてみてください。

自分のPCの電気代がどれくらいになるか、ぜひ一度計算してみてください。今回紹介した節電術と組み合わせることで、快適さを保ちながら電気代を抑えやすくなるはずです。電気代を気にするあまり、必要な作業やゲームの時間まで我慢してしまっては本末転倒です。数字で目安を把握した上で、無理のない範囲で工夫を取り入れていく、というスタンスで向き合うのがよいのではないかと思います。

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