「パソコン周辺機器を買うときは、とりあえずロジクールを見ておけば間違いない」——そんな声を耳にすることがあります。マウスやキーボードを探していると、必ずと言っていいほど候補に挙がるロジクールですが、実際どんなメーカーで、何が強みなのかは意外と知られていません。
さらに調べていくと「ロジクールG」というブランドも出てきて、普通の「ロジクール」と何が違うのか分からず迷ってしまう人も多いはずです。この記事では、ロジクールというブランドの全体像を整理しながら、ゲーミングブランド「Logicool G」と汎用ブランド「Logicool」それぞれの主要デバイス(マウス・キーボード・ヘッドセット・Webカメラ・スピーカー・マイク)を横串で紹介します。読み終える頃には、自分のゲーム環境・仕事環境にどの製品を選べばよいか、判断材料が揃っている状態を目指します。
ロジクールとはどんなブランドか

ロジクール(Logicool)はスイス・ローザンヌに本社を置くLogitech Internationalの日本法人が展開するブランドです。世界的に見ればLogitech(ロジテック)という名称で展開されていますが、日本国内にはすでに別会社の「ロジテック(Logitec)」が存在していたため、日本市場限定で「ロジクール」という名称を使っています。
1981年の創業以来、マウスやキーボードといったパソコン周辺機器で高いシェアを持ち続けており、ゲーミングデバイスからオフィス向け機器まで幅広いラインナップを展開しています。「安心して選べる大手メーカー」という位置づけは、社会人ゲーマーにとっても心強いポイントです。
なぜこの安心感が生まれるかというと、豊富な製品ラインナップと長年の実績によって、故障時のサポート体制や交換部品の入手性が整っているからです。実際、量販店やAmazonでの取り扱い数も多く、購入後のトラブルにも対応しやすい環境が整っています。
「Logicool G」と「Logicool」の違い
ロジクールの製品を選ぶときにまず知っておきたいのが、ブランドが大きく2つに分かれているという点です。
Logicool G(ロジクールジー)は、ゲーミングに特化したサブブランドです。応答速度やセンサー精度、キー入力の正確さなど、ゲームプレイでの体感差につながる性能を重視して設計されています。パッケージやWebサイトも「G」ロゴが目印になっており、ゲーミングデバイスを探すときはまずここをチェックすることになります。
一方のLogicool(無印)は、オフィスや在宅ワーク向けの汎用ブランドです。Webカメラやスピーカー、マイクなど、ゲームに限らず「パソコン作業を快適にする機器」全般を扱っています。ゲーミング性能を売りにしているわけではありませんが、そのぶん価格が抑えられていたり、シンプルなデザインで部屋になじみやすいという特徴があります。
この記事のようにゲームと仕事を両立している人にとっては、「ゲームで体感差が出る部分はLogicool G」「作業効率や配信品質に関わる部分はLogicool」という住み分けで考えると選びやすくなります。両方を組み合わせて使っている人も多く、実は一台のデスクの上でLogicool GとLogicoolが混在しているケースは珍しくありません。
Logicool G:マウス編

Logicool Gのマウスは、軽量モデルから多ボタンモデルまで幅広く展開されています。特にワイヤレスでも遅延を感じにくいLIGHTSPEED技術を搭載したモデルは、FPSやMOBAといった反応速度がシビアなジャンルでも安心して使えると評価されています。
G PRO X SUPERLIGHT 2
世界トップクラスのeスポーツ選手にも使用者が多く、軽さと精度を両立させたハイエンドモデルとして定番の存在です。センサー精度・耐久性ともに高く評価されており、長時間のプレイでも疲れにくい形状になっています。デメリットとしては、ハイエンドモデルのため価格が高めになる点が挙げられます。反応速度を少しでも詰めたい人に向いていますが、価格を最優先したい人にはオーバースペックになりがちです。
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G304X SUPERLIGHT
価格を抑えつつも軽量ワイヤレス設計を採用しており、ゲーミングマウスを初めて選ぶ人にも扱いやすいモデルです。ハイエンドモデルほどの精度・機能を求めない代わりに、コストパフォーマンスに優れています。手の大きさやグリップスタイルによって合う・合わないが分かれるため、可能であれば実店舗で握ってみることをおすすめします。初めての1台を探している人に向いていますが、多機能・高精度を求める人には物足りない場合があります。
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マウス選びをより詳しく知りたい方は、当サイトのゲーミングマウス特集もあわせてご覧ください。

Logicool G:キーボード編
Logicool Gのキーボードは、長らくメカニカルスイッチが主力でしたが、近年はラピッドトリガー機能に対応したアナログ(磁気)スイッチのモデルも増えています。キー入力の反応速度に加えて、マクロ機能やライティングのカスタマイズ性など、ゲーム中の操作をサポートする機能が充実しています。以下では価格帯の異なる3モデルを紹介します。
G915 X LIGHTSPEED
ワイヤレス接続に対応しており、デスク上のケーブルを減らしたい人に向いています。打鍵感の作り込みとG HUBによるキー割り当てのカスタマイズ性が魅力ですが、テンキー付きのフルサイズモデルのため、本体自体はコンパクトではありません。また、ワイヤレスモデルのため価格は高めです。ケーブルの取り回しを気にしたくない人・テンキーを使う機会がある人に向いています。
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G515 RAPID TKL
G915シリーズと同じロープロファイル設計をベースに、アナログ(磁気)スイッチによるラピッドトリガー機能を搭載したテンキーレス(TKL)モデルです。薄型キーによる快適な打鍵感に加えて、入力の反応速度をシビアに詰めたい人向けの機能も備えつつ、G915シリーズよりも価格は抑えられています。ハイエンドモデルほどの多機能さはありませんが、デスクをすっきりさせたい人・反応速度にこだわりつつコストも抑えたい人に向いています。
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G413 TKL SE
有線接続・テンキーレス(TKL)のメカニカルキーボードです。タクタイルスイッチによる確かな打鍵感と、耐久性に優れたPTBキーキャップを採用しており、価格を抑えつつも基本性能をしっかり押さえたモデルです。ワイヤレスモデルに比べて機能はシンプルですが、そのぶん価格を抑えて試したい人に向いています。テンキーレスでデスクの省スペース化もできる一方、フルサイズのテンキー付きキーボードを求める人には不向きです。
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仕事にも使えるキーボードという切り口で選びたい方は、当サイトの在宅ワーク向けキーボード特集も参考になります。

Logicool G:ヘッドセット編
Logicool Gのヘッドセットは、ゲーム内の音の定位(足音や銃声の方向)を聞き取りやすくする音響設計と、Web会議でも通用するマイク性能を両立させたモデルが揃っています。
G PRO X 2 LIGHTSPEED
グラフェンドライバーを搭載したハイエンドワイヤレスヘッドセットです。Bluetooth・3.5mm有線・LIGHTSPEEDワイヤレスの3通りの接続方法に対応しており、Dolby 7.1chサラウンドにも対応しています。約50時間連続使用できるバッテリーと軽量設計も特徴です。多機能・高音質な分、価格は高めなので、音質や接続の柔軟性を重視する人に向いていますが、価格を抑えたい人には次に紹介するモデルの方が合っている場合があります。
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G335
有線接続かつ手頃な価格帯ながら、Web会議・ゲームどちらでも扱いやすいバランスの取れたエントリーモデルです。ワイヤレスモデルに比べると取り回しの自由度は落ちますが、価格を抑えて試したい人には扱いやすい選択肢です。長時間の装着感を最優先したい人は、軽量モデルや骨伝導タイプも検討候補になります。
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ヘッドセット選びをさらに詳しく知りたい方は、当サイトのゲーミングヘッドセット特集もご覧ください。

Logicool:Webカメラ編

ここからはゲーミングブランドではなく、Logicool(無印)の製品を紹介します。まずはWebカメラです。Logicoolのウェブカメラは、在宅ワークのWeb会議はもちろん、ゲーム実況や配信用途でも定番として選ばれています。
C922n
オートフォーカスや逆光補正といった機能が搭載されており、映像の見やすさを手軽に確保できるのが特徴です。

C922nはサイズが小さいので、モニターの上に乗せたり、スタンドでデスクに置いたりと画角に合わせて設置場所を変えやすいのが地味に助かっています。画質も申し分なくて、実際に配信をしていたときも特に不満なく使えました。
上位モデルになるほど価格が上がる点や、部屋の照明環境によっては別途リングライトなどの補助照明が必要になる場合がある点はデメリットです。Web会議の映りを整えたい人・配信や実況を始めたい人に向いていますが、内蔵カメラで特に不満がない人には過剰投資になる場合があります。
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配信・実況用のWebカメラについて詳しくは、こちらの記事を参考にしてみてください。

Logicool:スピーカー編
Logicoolのスピーカーは、パソコン用として手軽に導入できる価格帯のモデルが中心です。
Z150BK
デスク上に置いても場所を取らないコンパクトなサイズ感でありながら、動画視聴やゲームのBGM・効果音を十分な音量で楽しめます。USBや3.5mmケーブルで接続するだけで使える手軽さがメリットです。

見た目も機能もシンプルで、デスクに置いてもすっと馴染みます。イヤホンに切り替えたいときも本体のジャックに挿すだけで手軽に切り替えられるのが地味に便利です。
音質にこだわりたい人からするとやや物足りなく感じる場合がある点はデメリットです。とりあえずパソコンから音を出したい人・コスパ重視でデスク環境を整えたい人に向いていますが、音質を最優先したい人には物足りません。
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Logicool:マイク編
Logicoolのマイクは、配信・録音用途向けのUSBマイクとして展開されています。
G Blue Yeti BM400BK
パソコンに直接接続するだけで使える手軽さに加えて、単一指向性など声を拾う範囲を調整できるため、周囲の生活音を拾いにくくする工夫がされています。内蔵マイクと比べるとデスク上の設置スペースを取る点や、収録環境(部屋の反響など)によっては別途対策が必要になる場合がある点はデメリットです。配信・実況で聞き取りやすい声を届けたい人・Web会議での音質を改善したい人に向いていますが、内蔵マイクで特に困っていない人には不要な投資になる場合があります。
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ゲーム用途・仕事用途で選ぶ場合の考え方

ここまで紹介した製品を踏まえると、選び方の軸は大きく2つに整理できます。
1つ目は「ゲームでの体感差を求めるか」という軸です。反応速度やセンサー精度が勝敗に直結するジャンル(FPS・MOBAなど)を本格的にプレイするなら、Logicool Gのマウス・キーボードから検討するのが近道です。
2つ目は「作業・配信の快適さを求めるか」という軸です。Web会議の映りや配信の音質・声の聞き取りやすさを改善したいなら、Logicool(無印)のWebカメラ・スピーカー・マイクが候補になります。
多くの人にとって、この2つは二者択一ではありません。ゲームではLogicool Gのマウス・キーボードを使い、配信や在宅ワークではLogicoolのWebカメラ・マイクを組み合わせる、というのが実は一番現実的な選び方です。

最初にデスク周りの機器を揃えるなら、正直ロジクールを見ておけば間違いないくらいラインナップが豊富だと思っています。ゲーミングブランドのLogicool Gも展開しているので、キーボードやマウスはゲーム用にハイスペックなものを選びつつ、メーカーを統一できるのも魅力です。品質面も申し分なく、保証期間が長いので最初に購入するときの安心材料になると思います。
よくある質問
Q. ロジクールとロジクールGはどちらを買えばいいですか? A. ゲームでの反応速度やカスタマイズ性を重視するならLogicool G、Web会議や配信の映像・音質を整えたいならLogicool(無印)が候補になります。両方を組み合わせて使うのも一般的です。
Q. ロジクールは中国製ですか?品質は大丈夫ですか? A. ブランドとしての本社はスイスにありますが、製造拠点は複数の国にまたがっています。長年の実績と豊富なサポート体制があるため、品質面で過度に心配する必要はないと考えられています。
Q. Logicool GとLogicool、どちらも同じアプリで管理できますか? A. 多くのLogicool G製品はG HUBという専用ソフトウェアで管理します。Logicool(無印)製品は製品によって管理方法が異なるため、購入前に対応ソフトウェアを確認しておくと安心です。
まとめ
ロジクールは「Logicool G」でゲームの体感差を、「Logicool(無印)」で作業・配信の快適さを、それぞれ支えてくれるメーカーです。どちらか一方を選ぶのではなく、用途に応じて組み合わせるのが現実的な選び方だと言えます。
まずはゲームで一番使用頻度の高いデバイスから、あるいは今のデスク環境で一番不満のあるところから、Logicool・Logicool Gの製品を検討してみてはいかがでしょうか。
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メーカー軸でデバイスを整理する記事として、Pulsarのゲーミングデバイスまとめもあわせてどうぞ。



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