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「デスクの差し色に赤いマウスを置きたいのに、探しても黒と白ばかり出てくる」──ゲーミングマウスの色を軸に探したことがある方なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
赤は面積が小さくても存在感が出る色です。だからこそデスク全体を赤で染める必要はなく、マウス1台だけを赤にするだけでも印象は大きく変わります。一方で、赤いゲーミングマウスは黒や白ほど選択肢が多くありません。限定モデルやコラボモデルに偏っていたり、同じ「赤」でも鮮やかな朱赤から深紅まで色味の幅が大きかったりと、選ぶときに迷いやすい色でもあります。
この記事では、現行で入手しやすい赤・レッド系のゲーミングマウスを9つ紹介します。あわせて、なぜ赤の選択肢が少ないのか、トーン別・重量別・価格帯別にどう選べばいいのか、そして赤いマウスを選ぶときに知っておきたい注意点までまとめました。「赤がいい」というところまでは決まっている方が、自分の基準で1台に絞り込むための材料として使ってもらえればと思います。
赤いゲーミングマウスの選択肢が少ないと感じる理由
定番色がブラック・ホワイトに集中している
結論から言うと、赤が少なく感じるのは「赤が不人気だから」ではなく、各メーカーの定番カラーがブラックとホワイトに集約されているからです。実際に主要メーカーのラインナップを色で絞り込んでいくと、ブラック系とホワイト系が圧倒的多数を占め、その次にピンク系やブルー系が続き、レッド系はさらに少ない、という並びになります。
理由として考えられるのは、ゲーミングマウスが「長時間手で握る道具」であることです。手汗や皮脂による経年変化が目立ちにくい色、どんなデスクにも置ける色が優先されやすく、その条件を満たすのが黒と白だという事情はありそうです。ここは公式に説明されているわけではないので推測になりますが、少なくとも「赤の単色モデルは選択肢が薄い」という傾向自体は、色でラインナップを絞り込んでみると確認できます。
赤は限定モデル・コラボモデルに偏りやすい
もう一つの特徴が、赤が「特別なモデルの色」として使われやすいことです。プロ選手のシグネチャーモデル、eスポーツチームとのコラボ、アニメ作品とのコラボなど、話題性のあるエディションに赤が採用されるケースが目立ちます。
これは選ぶ側から見ると二面性があります。ハイエンドの性能をそのまま赤で手に入れられる一方で、限定生産のため在庫が読めず、価格も通常モデルより高くなりがちです。逆に言えば、通常ラインナップに赤が用意されているモデルは、在庫と価格の面で扱いやすい選択肢だと言えます。この記事では、その両方を混ぜて紹介します。
そもそも赤という色がデスクに与える印象については、暖色・寒色の考え方から整理した記事があります。部屋全体の色を決めてからデバイスの色を選びたい方は、先にこちらを読んでおくと判断しやすくなります。

赤いゲーミングマウスの選び方4つのポイント
トーン(朱赤・ビビッドレッド・深紅)で選ぶ
同じ赤でも、オレンジ寄りの朱赤、原色に近いビビッドレッド、黒に寄せた深紅・ワインレッドでは、デスクに置いたときの印象がまったく違います。
朱赤は明るく軽い印象で、ウッド調のデスクや暖色系の照明と相性がよい色味です。ビビッドレッドは主役として強く主張するので、他のデバイスを黒か白で揃えて「赤は1点だけ」にすると散らかりません。深紅・ワインレッドは落ち着いて見えるぶん、照明が暗いと黒っぽく沈んで見えることがあります。まず自分がどのトーンを目指しているかを決めておくと、候補が一気に絞れます。
重量と接続方式で選ぶ
色から入ると後回しになりがちですが、実際の使い心地を決めるのは重量と接続方式です。FPSのように素早く振る操作が中心なら50g前後までの軽量ワイヤレスが扱いやすく、仕事も兼ねるなら多少重くてもクリック感や持ちやすさを優先したほうが満足度は高くなります。
また、超軽量モデルは「軽すぎて止めにくい」と感じる人も一定数います。これまで80g前後のマウスを使ってきた方がいきなり40g台に移行すると、最初の数日は照準が行き過ぎる感覚が出ることがあります。軽さは正義ではなく、あくまで好みの幅だと考えておくと失敗しにくいです。
価格帯で選ぶ
赤いモデルは価格帯の幅が広いのが特徴です。有線の入門モデルなら5,000円台から見つかりますし、プロ選手のシグネチャーモデルになると3万円前後まで上がります。
目安としては、まず色を試してみたい段階なら1万円以下、メインとして長く使うなら1万〜1万5,000円前後、性能も含めて妥協したくないなら1万5,000円以上、という区切りで考えると選びやすくなります。今回紹介する9モデルは、この3つの価格帯にまたがるように選んでいます。
赤いマウスのデメリットも知っておく
色で選ぶ以上、先に知っておいたほうがいい注意点もあります。
- 限定モデルは生産が終わると同じ色が再販されにくく、買い替え時に同系統を選べないことがある
- 赤は進出色なので、視界の中で実際の面積より大きく見え、モニターに集中したいときに気が散ると感じる人もいる
- 光沢仕上げの赤は指紋や皮脂が目立ちやすく、マット仕上げより手入れの頻度が上がる
- マウスパッドやキーボードにも赤を使うと情報量が増えすぎて、まとまりに欠けて見えやすい
これらは「赤がダメ」という話ではなく、置き方次第で解決できる話です。具体的な対処は記事の後半でまとめています。
なお、寒色系で揃えたい場合の選択肢は別記事で整理しています。赤と青で迷っている段階の方は、あわせて見比べてみてください。

赤・レッドのゲーミングマウスおすすめ9選
ここからは具体的な9モデルを、価格の安い順ではなく「入手しやすさと使い勝手のバランス」を意識した順で紹介します。価格はいずれも執筆時点の実勢価格で、変動する点はご了承ください。カラーバリエーションは時期によって入れ替わるため、購入前に現在の取り扱い色を確認することをおすすめします。
① Logicool G PRO X SUPERLIGHT(レッド)
赤いゲーミングマウスを探して最初に候補に挙がる定番モデルです。重量約61g、HERO 25Kセンサー、LIGHTSPEEDワイヤレスという構成で、プロシーンでも長く使われてきた実績があります。実勢価格は1万3,000円前後。
赤は原色というより少し落ち着いた深めの赤で、派手すぎず単体でも成立する色味です。注意点としては、後継にあたる新世代モデルが登場しているため、最新スペックを求める方には物足りなく感じる可能性があります。裏を返せば、枯れた完成度の高い形状を赤で使えるという意味では今も有力な選択肢です。左右対称のかぶせ〜つまみ持ち向けで、初めての本格的なワイヤレスとして選びやすい1台と言えます。
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② ASUS ROG Harpe II Ace(レッド)
重量約48g、最大42,000dpiという現行世代のハイエンドです。Bluetooth・2.4GHzワイヤレス・有線の3モードに対応しており、ゲーム以外の用途でも取り回しやすいのが強みです。実勢価格は1万8,000円台。
軽さと最新センサーを両立しつつ、赤系のカラーが用意されている点が貴重です。デメリットは価格の高さと、カラー展開が流通状況に左右されやすいこと。予算に余裕があり「今から数年使うメイン機を赤で揃えたい」という方に向いています。逆に、まず色を試したいだけの段階では過剰な性能になりがちです。
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③ Pulsar X2 CrazyLight T1 Edition(レッド)
重量約36gという、今回の9モデルで最も軽いモデルです。最大32,000dpiのセンサーを積みながらこの重量に収めており、実勢価格は1万5,000円台。プロ選手のシグネチャーエディションとして展開されているため、赤も含めたカラーが特別仕様になっています。
強みは何といっても軽さで、素早い振り向きや細かい微調整の初動が軽くなります。一方で、シェルの肉厚が薄い設計になるため、強く握り込むタイプの方は握力の入れ方に慣れが必要です。また限定エディションのため在庫が読みにくく、時期によっては入手しづらいことがあります。軽量マウスを使い慣れていて、赤を主役にしたい方向けの1台です。

私が普段使っているのはこのT1 Editionではなく通常カラーのX2 CrazyLightですが、形状と軽さの方向性は同じです。VALORANTで使っていて一番ありがたいのは、長いランク戦の後半でも手首が重くならないこと。ただ最初の2〜3日は軽さに振り回されて照準が行き過ぎたので、感度を少し下げて慣らしました。軽量マウスに乗り換えるなら、この助走期間は見ておいたほうがいいと思います。
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④ Pulsar X2H eS Wireless(レッド)
手のひらの接地面を増やした「ハンプ形状」のモデルで、つまみ持ちよりもかぶせ持ち寄りの方に合いやすい1台です。PAW3395センサー・最大26,000dpi、実勢価格は1万円前後と、ハイエンドの一歩手前で収まる価格帯が魅力です。
eSシリーズはライティングなどの装飾を省いた実用重視の作りで、赤も落ち着いたマット寄りの発色です。デメリットは、光る演出を期待している方には物足りない点と、ハンプ形状が合わない人には持ち方を選ぶ点。デスクを派手にせず、赤を差し色として静かに効かせたい方に向いています。
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Pulsarはマウス以外にマウスパッドやキーボードも展開しているので、赤を軸にデバイスを揃えたい方はラインナップ全体を見ておくと選びやすくなります。

⑤ Glorious Series One Pro Wireless(レッド)
重量約50g、BAMFセンサーを搭載した細身の左右対称モデルです。実勢価格は1万5,000円前後。レッド系を含むカラー展開が主軸になっている珍しいシリーズで、赤を探している方には見つけやすい選択肢です。
細身で高さが控えめなので、手が小さめの方やつまみ持ちの方に馴染みやすい形状です。デメリットは、最大解像度が最新世代のハイエンドと比べると控えめな点と、手が大きい方には小さく感じられる点。スペック競争よりも持ちやすさとデザインを優先したい方に向いています。
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⑥ Sprime PM1(レッド)
重量約43gの軽量エルゴノミクスマウスです。右手に沿うように傾いた形状ながらこの軽さに収めており、実勢価格は1万1,000円台。かぶせ持ち・つまみ持ち・つかみ持ちのいずれにも対応できる設計とされています。
「エルゴノミクス形状は重い」という先入観を覆すモデルで、手首の角度をラクにしたいけれど軽さも譲れない、という方に向いています。デメリットは右手専用であることと、高ポーリングレートで使う場合に別売レシーバーが必要になる点です。左手使いの方や、左右対称形状に慣れきっている方は候補から外したほうが無難です。
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エルゴノミクス形状と左右対称形状のどちらが自分に合うか迷っている方は、こちらで違いを比較しています。

⑦ WAIZOWL OGM CLOUD(レッド)
重量約55g、最大26,000dpi、Bluetoothと2.4GHzワイヤレスの両対応というバランス型です。実勢価格は1万3,000円前後。ホワイトとレッドという構成でカラー展開されており、赤が「おまけの色」ではなく主要色として扱われているのが特徴です。
Bluetooth接続に対応しているので、ゲーム用と仕事用でPCを分けている方でも1台で運用しやすいのが利点です。デメリットは、取り扱い店舗が大手メーカーほど多くないため在庫状況に左右されやすい点と、サポート面で大手ほどの安心感を求める方には向かない点です。ゲームと仕事を1台で兼ねたい在宅ワーカーの方に相性のよいモデルです。
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⑧ Razer Viper V3 Pro Faker Edition
重量約54g、最大35,000dpiというトップクラスの構成に、赤を基調とした限定カラーをまとったシグネチャーモデルです。実勢価格は3万円台と、今回紹介する中では最も高価な部類に入ります。
性能面ではベースモデルと同等で、ワイヤレスの安定性やセンサー精度は現行トップの水準です。デメリットは明確で、価格の高さと在庫の不安定さ。同じ性能を求めるだけなら通常カラーを選んだほうが数万円単位で安く済みます。それでも赤いハイエンドが欲しい、コレクション性も含めて納得できる、という方向けの選択肢です。
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赤いマウスをデスクに馴染ませる3つのコツ
赤は1点だけにして他は無彩色でまとめる
赤を複数のデバイスに使うと、視界の中で主役が競合して落ち着かない見た目になりがちです。マウスを赤にしたら、キーボード・マウスパッド・デスクマットは黒・白・グレーのいずれかで揃えるのが手堅い方法です。無彩色の面積が広いほど、赤1点の存在感は逆に際立ちます。
マウスパッドの色で赤の見え方を調整する
同じ赤いマウスでも、黒いマウスパッドの上では色が締まって見え、白い上では明るく浮いて見えます。深紅系を選んで暗く沈むのが気になるなら白系のパッド、ビビッドレッドの主張を抑えたいなら黒系のパッド、というように、パッド側で印象を調整するのが手軽です。

照明の色温度を確認してから決める
赤は照明の影響を受けやすい色です。電球色の照明の下では朱赤寄りに、昼白色の下ではくすんで見えることがあります。商品写真の色と実物の印象がずれる主な原因はここにあるので、自分の部屋の照明が暖色寄りか寒色寄りかを確認してからトーンを決めると、届いてからのギャップが小さくなります。
よくある質問
Q. なぜ赤いゲーミングマウスは種類が少ないのですか?
A. 公式に説明されているわけではありませんが、各メーカーの定番色がブラックとホワイトに集中しており、赤は限定モデルやコラボモデルの色として扱われやすい傾向があります。そのため、通常ラインナップに赤が常設されているモデルは限られます。
Q. 予算1万円以下で赤いゲーミングマウスを探すならどれですか?
A. 有線でよければDream Machines DM1 FPSが5,000円台で候補になります。ワイヤレスにこだわる場合は1万円前後まで予算を見ておくと選択肢が広がります。
Q. 赤いマウスは仕事用としても使えますか?
A. 問題なく使えます。ただしWeb会議で手元が映る環境や、来客のあるデスクでは主張が強く感じられることがあります。気になる場合は深紅・ワインレッド寄りのトーンを選ぶと落ち着いた印象になります。
Q. 限定モデルは在庫が切れたらもう買えませんか?
A. 再販されるケースもありますが、確約はされていません。限定カラーを狙う場合は、在庫がある時期に判断する前提で検討したほうが安全です。

私ならこの9つの中から、メインで長く使う前提ならPulsar X2 CrazyLight T1 Editionを選びます。通常カラーのX2 CrazyLightを使っていて形状と軽さに納得しているので、色だけ赤に振り替えられるのは自分にとって一番リスクが小さい選び方だからです。
まとめ|赤は差し色としても主役としても選べる
赤いゲーミングマウスは、黒や白と比べると選択肢が限られます。ただ「見つからない」のではなく、通常ラインナップの赤と、限定モデルの赤という2つの入り口があることを知っておくと、探し方は一気にラクになります。
選ぶ順番としては、まずトーン(朱赤・ビビッドレッド・深紅)を決め、次に重量と接続方式で候補を絞り、最後に価格帯で決める、という流れが迷いにくいです。今回紹介した9モデルは5,000円台から3万円台まで幅を持たせているので、自分がどの段階にいるかで区切って見てもらえればと思います。
正解が1つあるわけではありません。デスクを赤で主役にするのか、無彩色の中に1点だけ効かせるのか。その方向性さえ決まっていれば、この記事の9モデルはどれも選択肢として成立します。
次に読むならこちら:色ではなく性能や仕事との兼用でマウスを選び直したい方は、こちらで基準を整理しています。



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